☆ハウルの動く城

【ハウルの動く城シリーズ】　
●●ダイアナ・ウィン・ジョーンズ●● 徳間書店　　
大学時代「指輪物語」のトールキン教授に師事。
結婚後、息子たちに児童文学を読み聞かせているうちにファンタジー作品を書き始めた女流作家ダイアナ氏。

『魔法使いハウルと火の悪魔』原作本感想
『アブダラと空飛ぶ絨毯』

三人姉妹の長女に生まれたソフィー。「長女は何をやってもうまくいかない」という昔話のパターンが実現したかのように、ある日ソフィーは、＜荒地の魔女＞に呪いをかけられ、九十歳の老婆に変身させられてしまう。家族を驚かせたくないと家出したソフィーは空中の城に住む、うぬぼれ屋で移り気な若い魔法使いハウルのもとに、掃除婦として住み込んだ。ハウルに魔力を提供している火の悪魔、ハウルの弟子、七リーグ靴をはいて流れ星を追いかけ、謎のかかし、犬人間。やがて、ハウルの意外な素顔を知ったソフィーは、力を合わせて魔女と闘おうとする…イギリスの人気作家ジョーンズが描く、読み出したらやめられない魅力的なファンタジー。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの本棚　/　　徳間書店の児童書

宮崎駿監督2004年「ハウルの動く城」アニメ映画公開。原作には無かった戦争を付け加えるなど原作のストーリーを大幅に改編してあり、特に後半は原作とは全く違った展開になっている。原作者はこれを全て了承するどころか賞賛した。

　映画公式ウェブサイト　　

【大魔法使いクレストマンシーシリーズ　その他著書】　　徳間書店

　■　魔女と暮らせば
　■　トニーノの歌う魔法
　■　魔法使いはだれだ
　■　クリストファーの魔法の旅
　■　外伝　魔法がいっぱい
　
これは同一の主人公の登場するものではなく、「大魔法使いクレストマンシー」とは役職名であり、いくつも存在する平行世界の各々で発生する魔法に関連した事件を解決するのが主な仕事である。舞台となる世界や主人公は毎回異なっており、連作といった趣が強い。全シリーズを通して、基本的にクレストマンシーを勤めているのはクリストファー・チャントである（「クリストファーの魔法の旅」のみクリストファーの少年時代の物語）。